病室に伺い、余命宣告されたご主人様とその奥様に、今後数カ月で訪れるご葬儀についての事前相談を何回か受け、南国の海とヨットが好きだったご主人様の想いをかたちにしたご葬儀が印象に残っています。
故人様との最後のお別れを心から偲ぶことができるよう、誠心誠意お手伝いさせていただいていますので、最後に「良い葬儀でした。ありがとう」と言われると嬉しいです。
ご葬儀のかたちは、地域性、宗教、ご葬家の事情によって異なります。ご遺族の想いを第一に考えるとともに、大切な方のご葬送に専念できるよう、常に目を配り、気配りをいたします。かけがえのない時間を悔いなくお過ごしいただけるよう、真心を込めて誠心誠意お手伝いさせていただきます。
一番印象に残っているのは、初めてご葬儀を担当させていただいた時のことです。知識や経験も少なく不安の中、とにかくお客様にご迷惑をかけないよう懸命に取り組みました。無事ご葬儀を終えた時、お客様より労いのお言葉をいただき大変嬉しかったことを覚えています。
あれからたくさんのご葬儀を経験しましたが、初心を忘れず取り組んでいきたいと思います。
最近では古くからのしきたりにとらわれず、自分らしいご葬儀を希望される方が増えております。ご本人や、ご遺族の様々な想いに寄り添い「良いお葬式だったね」とおっしゃっていただけるよう心を込めてお手伝いさせていただきます。
幼少の頃から、ずっと家族ぐるみで親しくしていた幼馴染のお父様の、お見送りをお手伝いさせていただいた時です。私も大好きだったお父様が亡くなられて、友人として力になりたいけれど、ご遺族の悲しみが深い時に精神的に支えることは本当に難しい事です。でも、葬儀社のスタッフとしてなら、力になれることがあります。その時に葬儀社に勤めて本当に良かったと思いました。
大切な故人様をお見送りするのに、「これをしたらいけない」という決まりは何もないと思っています。「明るい人だから、明るく送ってあげたい」、「好きなお酒を心ゆくまで飲ませてあげたい」、これもしてあげたい、あれもしてあげたい、そんなご遺族様の気持ちに真摯に耳を傾け、悔いのないお見送りができるよう、全力でお手伝いさせていただきます。ご葬儀について、分からない事や不安な事があったら何でも言ってください。
一番印象に残っているのは父の葬儀です。担当と喪主を兼務して執り行いました。普段はご遺族様に説明できていることも、いざ自分のことになると冷静でいたつもりが、頭が真っ白になり次に何をすればいいか分からなくなりました。プロの自分でも大切な人を送る際はわからなくなってしまうんだなと実感し、御遺族様の不安な気持ちや大変な思いを知ることができお客様の一番近くで寄り添えるようになりました。
葬儀の形は昔と違い色々な送り方ができます。
御遺族様と同じ目線で一緒に考え、悔いのない送り方ができるように寄り添いながらお手伝い致します。故人様のお話を、御遺族様の想いを是非お聞かせ下さい。
式場やロビーに、故人様の愛用のお品や想い出のお写真などを飾って、想い出コーナーを作っています。ある時、ご遺族様が自らの手で飾ってあげたいとおっしゃって、幾つものアルバムを思い思いに並べられました。その想い出コーナーを見た会葬の方たちのお話も、自然と広がっていきました。
私に出来ることは、ほんのサポートに過ぎないかもしれません。ですが、ご遺族様が込めた色んな想いをカタチに出来るよう、少しでも力になれたら、と思っています。
「傾聴」の姿勢を大切に、常にご家族様の立場になって考え、心を込めてお手伝いをしています。また、言葉の中にある気持ちも聴くことを大切にしています。女性ならではの優しさや、細やかな感性をいかしておもてなしが、出来るよう努めてまいります。
打合せからお通夜葬儀と慌ただしく進んでいく中で、ご弔問の方の対応に追われていた喪主様が、最期のお別れの時、故人様にそっと話しかけながら涙を流していました。喪主様の体調も心配されていた中で、最期のお別れができ、ホットした一瞬でもあり、印象に残っています。
大切な方とのお別れは、悲しみでいっぱいになってしまいます。しかし、その方の歩んで来られた人生を振り返り、悲しみの中にも笑顔で送る事ができる様に、皆様のお気持ちに寄り添い、全力でサポートお手伝いをさせていただきます。